新企画「ニットレター」を試行錯誤

2024年8月3日土曜日

開業までのこと

川越花冠の事業は当初、アーティフィシャルフラワーの作品を販売する予定でしたが、海外で話題の「ニットレター(ウールレター)」も追加して、オーダーメイドの「世界にひとつだけの贈り物をあなたに」というイメージを強化することにいたしました。

ニットレター(ウールレター)とは

毛糸で作られた文字」のこと。
中にワイヤーを入れて文字を形成します。


フランスで生まれ、
今は海外で広く人気を集めていて、
Instagramでよく見かけるようになりました。

・誕生日や結婚式で写真映えの小道具に
・唯一無二のギフトとして

様々なシーンで目を引くアイテム!
日本ではまだあまり知られていません。

工程はこの3Step!
  1. 毛糸を専用器具で棒状に編む
  2. その中にワイヤーを通す
  3. 文字や数字に形成する

簡単に見えますが、綺麗なものを作るには、かなり試行錯誤が必要でした。毛糸はウールがいいのかなぁ、ワイヤーは針金みたいに細いと形が崩れるし、子供が持ったとき危ないし、とか。

商品にしてみようと思い立ってから、1か月半位は資材集めばかりを。そこから文字の成形の工夫、写真の魅せ方の勉強をしていきながら、やっと商品として完成!



次のような試行錯誤をしていたので、ちょっとご紹介します。

素材の選定
  • 毛糸
    50種類以上取り寄せ、専用の器具で編み、試作品を制作。毛羽立たないかどうか、ツヤ、色合い、手触りをチェックし、最終的にある日本のメーカーさんの毛糸に決定

  • ワイヤー
    10数種類を購入。太さや素材、メーカーによる違いなどを勉強。はじめはホームセンターに通ってたくさん購入しましたが、最終的には海外から取り寄せたものに!

専用器具で編む
毛糸を棒状に編む器具。そもそも何を使っているのか、どれが一番いいのかを調べ、取り寄せる、というところまでにも時間がかかりました。海外の動画をチェックしたり、翻訳したり。

編んでからも、最後の処理をどうするのかを調べたり。祖母が編み物好きだったこともあり、私も多少は編み物に詳しいのですが、この器具を使うのは初めてで。でも何とか見よう見まねで綺麗にできました。

形を作る、整える
強く曲げるとワイヤーが出てきてしまったり、キレイにできた!と思っても、写真に撮ると微妙だったり。写真は客観視できるので、作っては撮り、作っては撮りを何度も繰り返しました。

が、あまり上達せず…。

困っていると、夫が手助けしてくれて!

それがなんと、とっても上手でびっくり! 意外な才能を発掘!(と言ったら失礼だけど:笑)

もはや夫無しではニットレターが成り立たなくなりまして、夫が事業を手伝ってくれることになりました!すぐに退職はできませんが「将来一緒にできたらいいね」と話しています。

ある人に話したら、
「婦唱夫随」だね…と。

いやぁ、夫随してくれて、
本当にありがたいです!!

商品企画をしてみて

当たり前ですが、お客様に「いいね」と言ってもらえるものを作るためには、多くの試行錯誤を重ねなければならないのですね。
フラワーアレンジメントは先生がいますが、ニットレター(ウールレター)は日本でまだあまりやっている人がいない、という希少性から、ネットで調べても資料がなく…。

でも自分たちで生み出す楽しさも知ることができたのは、とても良かったです。


早速、お友達からも反響があり、「作って欲しい!」というご要望があったので、姉弟2つ制作してお渡しいたしました。

すると子供たちの喜ぶ姿とお礼の動画が送られてきて!!!本当にうれしかった!!!


私は今までキャリアコンサルタントとして仕事をしてきたので、モノを通してご満足いただく経験がなかったのです。だから嬉しさがひとしお身に沁みました。

さぁ、事業はこれから。
これで喜んでいる場合ではない。

みなさまに、ステキな商品をお届けできるよう、頑張っております。

開業のお知らせができるまで、もう少しお待ちくださいませ。