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2024年11月16日土曜日

ワークショップの練習

11月初旬の連休のこと。
義母、義姉、甥がアトリエに来てくれました。

新しい仕事を始めることを喜んでくださっていますが、きっと不安もあったと思います。アトリエに入って、私がやろうとしていることを実際に目で見ることで、ちょっとだけ安心してもらえたのではないかな。


真ん中は夫。ウールレターを担当しています

お昼を食べた後、早速Workshopの練習台に!

Loveを制作中。とってもお上手!

ハートは意外と難しい…

みなさん、集中して取り組んでくださって、私たちもやりがいを感じましたし、楽しいと言ってもらえて、ほっとしました。

20~30分くらいで終わるかなと思っていたのですが、30~40分くらいかかってしまい、やはり練習をしてみてよかったです!


そして、開業のお祝いに、加湿器をいただきました。


アトリエのあるコエトコ(旧川越織物市場)は、歴史的建造物なので、寒い…。エアコンを付けているので、乾燥がひどくって困っていたのです。加湿器を検討していたところに、ちょうどプレゼントしていただけて、すごくうれしいです!


アトリエ来室をご検討のみなさま、ぜひぜひお気軽にお越しください。

Workshop、うまく運営できるよう、練習を重ねております。

2024年11月14日木曜日

父の葬儀を終えて

11月7日 私の父が他界いたしました

11日通夜、12日告別式と、葬儀一切を無事に終え
本日から仕事を再開しております

父の枕花を作りました

父は仕事熱心で、手を抜くことがありませんでした。

頼ってくる人、弱い人を助ける優しさと強さがありましたが、その強さが周りを圧倒し、怖い人だと誤解を与えてしまってもいました。うわべの優しさではなかったから、真の優しさに気がつかなかった人もいたのだと思います。

本当は気配りがすごくって、心根の優しい父。
一人娘だったこともあり、とくに私にはとっても優しい父でした。

仕事の進め方、考え方、すべて父から学びました。
今も尊敬していますし、これからも父の背中を追いかけたいと思っています。


父は晩年、パーキンソン病にかかり、
思うように動けないもどかしさから、ストレスを抱えていました。

アトリエに決まったとき、喜んでくれたけれど、
結局来ることはできなくて…。
それが本当に心残りです。


私ががんに罹患したときは、毎回病院に付き添ってくれ、
誰よりも心配してくれました。

手術がおわってすぐ、集中治療室に入ったときは、
「ゆかに早く会わせろ!」と大きな声が聞こえてきて…
恥ずかしかったけれど、とても嬉しかった…


川越花冠の開業22日を目前に、逝ってしまった父。

本当に最後まで心配をかけました。

頼りにしていた父を亡くした今、不安な面もあるけれど、
どうかこちらのことは心配せず、安らかに休んでください


2024年11月14日

2024年10月25日金曜日

大学勤務を終え、本格的に開業準備へ


2010年から大学生のキャリア支援に関わってきました。
10月23日最終出勤日を迎え、「川越花冠」の業務に専念することに!

次に向かって頑張ろう、という希望がある反面、
最終出勤日の帰り道、急に寂しくなり泣きそうに…。

大学の教職員のみなさまが本当に素敵な人たちばかりで、
いざ離れるとなると、本当にさみしくなりました。

次の日、美容室を予約していたのは良かったかもしれません。

髪を切って、明るいカラーにして、気持ちがすこしすっきり!
そのあと夫と合流し、都内を散策。
このことは、エクラのブログにも書きましたが、
気持ちに一区切りができたように感じます。

これから、試作品作りや、宣伝活動をして、
11月22日開業です。

SNSでも発信していこうと思っています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

2024年9月27日金曜日

①ホームページ、②Instagram、③LINE、④オンラインショップのアカウントを作成しました

 川越花冠の阿部です。

ここ1ヵ月は、ホームページを自作していました。
すこーしだけHTMLが分かります。だからといって、事業のホームページはさすがにプロにお願いしようと思っていたのですが、高額だし、自分で更新したいし…ということで、ノーコードで作れるWIXというサイトで制作することに。何とか形になってきました。

そして、Instagram、LINE、オンラインショップ(BASE)のアカウントも取得!自分のメモとしての意味もありますが、以下にリンクを貼りました。

💜Homepage
https://www.kawagoe-kakan.com/

💜Instagram
https://www.instagram.com/kawagoe_kakan/

💜LINE
https://line.me/R/ti/p/%40057upxuz

💜オンラインショップ
https://kakan.official.ec/


コエトコの仲間に協力を依頼

<ロゴ>
ロゴは、コエトコ(川越市のインキュベーション施設)で、お隣の部屋に入居する「あこデザイン」さんに依頼。とっても素敵なロゴを制作していただきました。このロゴがあるだけで、ホームページがプロっぽくなっている!

一筆書きの筆記体は、縁がつながっているという意味もあります。「エレガントでかつシンプルに」という私の依頼に的確な提案をしていただき、最後は文字間などの微調整も丁寧にしてくださりました。

あこデザインさんは、パリに住んでいたこともあるので、川越花冠のコンセプトにもぴったりだなぁと思い、お願いしました。本当に嬉しいし、感謝しています!


写真
ホームページ制作していると、写真も大切だと実感。池袋にある写真教室に、月に1度、通うようになりました。撮影のコツを習っています。

でも、帰ってきて自分で撮るとなると、微妙に色がうまく出なかったり、難しい…!と悩んでいたのですが、コエトコにいるカメラマンがアドバイスしてくださって、すぐに解決しました。

1人で悩んでいるより、仲間に聞いてしまった方が早い!ということで、これからは遠慮し過ぎず、仲間に頼ろう…と思っています。



明日は、リレーフォーライフ川越のイベントです。

多くの人と繋がれるといいな!それでは

2024年8月3日土曜日

新企画「ニットレター」を試行錯誤

川越花冠の事業は当初、アーティフィシャルフラワーの作品を販売する予定でしたが、海外で話題の「ニットレター(ウールレター)」も追加して、オーダーメイドの「世界にひとつだけの贈り物をあなたに」というイメージを強化することにいたしました。

ニットレター(ウールレター)とは

毛糸で作られた文字」のこと。
中にワイヤーを入れて文字を形成します。


フランスで生まれ、
今は海外で広く人気を集めていて、
Instagramでよく見かけるようになりました。

・誕生日や結婚式で写真映えの小道具に
・唯一無二のギフトとして

様々なシーンで目を引くアイテム!
日本ではまだあまり知られていません。

工程はこの3Step!
  1. 毛糸を専用器具で棒状に編む
  2. その中にワイヤーを通す
  3. 文字や数字に形成する

簡単に見えますが、綺麗なものを作るには、かなり試行錯誤が必要でした。毛糸はウールがいいのかなぁ、ワイヤーは針金みたいに細いと形が崩れるし、子供が持ったとき危ないし、とか。

商品にしてみようと思い立ってから、1か月半位は資材集めばかりを。そこから文字の成形の工夫、写真の魅せ方の勉強をしていきながら、やっと商品として完成!



次のような試行錯誤をしていたので、ちょっとご紹介します。

素材の選定
  • 毛糸
    50種類以上取り寄せ、専用の器具で編み、試作品を制作。毛羽立たないかどうか、ツヤ、色合い、手触りをチェックし、最終的にある日本のメーカーさんの毛糸に決定

  • ワイヤー
    10数種類を購入。太さや素材、メーカーによる違いなどを勉強。はじめはホームセンターに通ってたくさん購入しましたが、最終的には海外から取り寄せたものに!

専用器具で編む
毛糸を棒状に編む器具。そもそも何を使っているのか、どれが一番いいのかを調べ、取り寄せる、というところまでにも時間がかかりました。海外の動画をチェックしたり、翻訳したり。

編んでからも、最後の処理をどうするのかを調べたり。祖母が編み物好きだったこともあり、私も多少は編み物に詳しいのですが、この器具を使うのは初めてで。でも何とか見よう見まねで綺麗にできました。

形を作る、整える
強く曲げるとワイヤーが出てきてしまったり、キレイにできた!と思っても、写真に撮ると微妙だったり。写真は客観視できるので、作っては撮り、作っては撮りを何度も繰り返しました。

が、あまり上達せず…。

困っていると、夫が手助けしてくれて!

それがなんと、とっても上手でびっくり! 意外な才能を発掘!(と言ったら失礼だけど:笑)

もはや夫無しではニットレターが成り立たなくなりまして、夫が事業を手伝ってくれることになりました!すぐに退職はできませんが「将来一緒にできたらいいね」と話しています。

ある人に話したら、
「婦唱夫随」だね…と。

いやぁ、夫随してくれて、
本当にありがたいです!!

商品企画をしてみて

当たり前ですが、お客様に「いいね」と言ってもらえるものを作るためには、多くの試行錯誤を重ねなければならないのですね。
フラワーアレンジメントは先生がいますが、ニットレター(ウールレター)は日本でまだあまりやっている人がいない、という希少性から、ネットで調べても資料がなく…。

でも自分たちで生み出す楽しさも知ることができたのは、とても良かったです。


早速、お友達からも反響があり、「作って欲しい!」というご要望があったので、姉弟2つ制作してお渡しいたしました。

すると子供たちの喜ぶ姿とお礼の動画が送られてきて!!!本当にうれしかった!!!


私は今までキャリアコンサルタントとして仕事をしてきたので、モノを通してご満足いただく経験がなかったのです。だから嬉しさがひとしお身に沁みました。

さぁ、事業はこれから。
これで喜んでいる場合ではない。

みなさまに、ステキな商品をお届けできるよう、頑張っております。

開業のお知らせができるまで、もう少しお待ちくださいませ。

2024年5月20日月曜日

ポスター&名刺完成。そしてコエトコナイトで登壇!

こんにちは。川越花冠(かかん)です。

川越市の創業支援施設(コエトコ)に入居して約1か月半。玄関先に置くポスターを制作しました。CANVAというアプリで自作。印刷もそのまま依頼して届いたのがこちら。



これから開業するということが分かる内容に。そして、第一段の商品名は「恋するリース」です!「あなたにあげたい」というキャッチコピー入りにして、呼びかけるようなポスターにしました!

フレームはニトリ、周りには可愛らしい電飾を。電池式なので電源がない土間でも、外でも電飾を灯せます!




名刺も同様に、CANVAで。

開封動画を撮ってみました!▶ボタンを押すと動画が始まります



名刺があると、いろんな場所で「川越花冠、阿部です!」と話す機会も増え、自分の場所を自分で作ったんだなぁと実感。嬉しさとともに、責任感も増しました。

この名刺には「2024年秋開業予定」と書いて100枚印刷したので、秋までに100枚配り切れるようにしたい!

そう思った矢先の交流会です。


コエトコナイトで登壇させていただきました

入居している川越市の創業支援施設、愛称コエトコで、「コエトコナイト」というイベントが、5月17日土曜日に開催されました。

入居するクリエーター12組が3回に分けて、4組ずつ発表。

私は早速、初回の5月17日に登壇させていただきました。市民の皆さま、入居クリエーター、コエトコ関係者の方達、30~40名を前にしてのプレゼンです。



「事業への想いや背景を知ってもらうため、自己紹介を中心に、7分21秒以内で」という依頼があり、作ったスライドは17枚。意識したのは、写真を多く入れること。固有名詞を入れながら具体的に伝えたい言葉は短く

人は多くのことを覚えません。印象に残った「ワンワード、ワンセンテンス」くらいしか記憶に残らない。

ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残ればOK!。「いいこと言ってたけど、何だっけ?」というのが一番最悪だと思い、一つでも皆さまの記憶に残りますように、という気持ちで臨みました。


写真は、入居するクリエーターの東條さんが撮ってくれていました。ありがとうございます!



「川越花冠」は花冠と書いてカカンと読みます。これは、「果敢に」という意味を込めています。病気になっても、予期せぬ出来事にあっても、人生を果敢に生きて欲しい。花は踏まれても、強風にあっても、強く咲くことしか考えていません。そんな花のように果敢に強く生きて欲しい、というメッセージを込めたのです。

登壇後の交流会で、「屋号の、果敢にっていいね」と言っていただくことが多く、とてもうれしく、心が温かくなりました。

ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残るといいな、と思っていましたが、私の想いが詰まった大切な部分が伝わったようで、本当にうれしかったです。


緊張の一夜が終わり、今やっと落ち着いてきました。

もちろん緊張もしたけれど、伝えたい想いがあると、「やらなきゃ、伝えなきゃ」という使命感のほうが強くあったことに、自分でも驚いています。人前で話すことは苦手だけど、これからは自分の想いを多くの人に伝えられるように、工夫し続けていきたいです。

聞いてくださった皆さま、本当にありがとうございました!

2024年4月21日日曜日

アーティフィシャルフラワー問屋さんと、私の先生へ商品制作について相談

今週の動きとしては、アーティフィシャルフラワーの問屋さん、ずっと通っているフランススタイルフラワー教室の先生へ、商品のことを相談をさせていただきました。皆さんから「応援します」といっていただき、心があたたかくなったと同時に、しっかり準備しようと気が引き締まる時間に。


アーティフィシャルフラワーの問屋さんへ

以前から試作品作りのために行っている問屋さんで、アドバイスをいただける機会がありました。

リースは基本的には壁掛けなので、「壁に色が移らないか」が大切。自分で作って、自分で楽しむだけなら自己責任。色がついたとしても雑巾で拭いて何とかすればいいのですが、商品ともなると、そういう訳にはいきません。さらに、ギフト商品を製作したいと思っているので、なおさら商品作りには気をつけなければ…と思っています。

また、白い花の隣に色移りしやすい花材を使ってしまうと、白い花が時間経過とともに染まってしまう危険性があるから、どんな花が色移りしやすいのか、カタログでどこを見ればいいのかなど、ポイントをお教えいただきました。

他にも梱包のこと、売れ筋商品についても学ぶことがたくさんあり、実りの多い一日に。

購入してきた花材の一部。緑多めです

そして試作品のための花材もたくさん購入。自分でも制作するのが楽しみ!新緑が美しい時期ということもあって、緑が気になり購入してきました。

フランススタイルフラワーアレンジメントの先生へ相談

浦和にあるフランススタイルのフラワーアレンジメント教室に、2013年から通っています。最近経歴を書く機会が多く、私もあらためて確認してみて、10年以上通っていることに驚きました。


基本的にレッスンは「生花」。アーティフィシャルフラワーの先生でもありますし、私も習ってきましたが、レッスンのメインは生のお花です。

私が師匠としている先生は、向学心溢れる人で、コロナ禍以前はパリで最新のアレンジを学んだり、パリで国家検定試験にチャレンジし、教授レベルの3を取得しています(日本では3級→1級ですが、この試験は3が一番上のレベル)。


先生が作るアレンジメントは、とにかく色選びがオシャレ!一般の花屋には並ばないようなニュアンスカラーの花々。そこにどんな色を合わせるのかは、その先生の腕次第。

4月のレッスンで習った作品はこちら。

生花:フランススタイルのアレンジメント

白と緑のバランスが美しい!編み込みのオブジェも他にあまり見ないデザインです。編むのが本当に大変で肩が凝りましたが…、その大変さが報われるような素晴らしい作品に出来上がりました。


レッスン後にお時間をとっていただき、まずは事業目標(サバイバーやケアギバーを採用したい)や私がやりたいこと(アーティフィシャルフラワーのリース制作)を説明。

「応援します!」という心強いお言葉をいただきました!すごく嬉しくて、思わず涙ぐんでしまうと、先生も「どうして涙ぐんでるの~」と。私も何の涙か分かりませんが、嬉しさでいっぱいだったのかもしれません。

お花の世界では、生徒の独立を阻む人もいるそうです。でも私の先生は、生徒が活躍することがうれしいし、いつでも応援すると言ってくださりました。本当に心が広く、美しい女性。

そんな先生の教室名は「ル グラン ジュテ (Le grand jeté)」。意味は、「大きな跳躍」。お花が大好きという女性が大きく飛躍することを応援する、というコンセプトなのだと教えていただきました。

キャリアカウンセラーとして「人が飛躍していくサポートをしてきた」私としても、とても共感し、先生のような人になりたい!と思いました。

協力してくださる先生をがっかりさせないためにも、いい商品を作りっていきたいと思います。

2024年4月8日月曜日

アトリエのインテリア

「永遠の幸せを願うフラワーリース」のギフト商品をお届けできるよう、今年中のECサイトオープンを目指して準備中。川越花冠の阿部です

4月から埼玉県川越市に新しくできた創業支援施設「コエトコ」に入居し、1週間。
やっとインテリアが整ってきました。先に現在の写真をお見せします!

【after】
全体的にシンプルなインテリアを目指しました

入り口には土間があり、靴を脱いでスリッパになります

外から見る室内。花が映えるようなインテリアになってるかな?

こうなる前はというと…
【before】
床材の木目が美しい

格子がおしゃれ!

埼玉県川越市に新しくできた「コエトコ」という創業支援施設。明治43年(1910)に建てられた織物市場を、一度解体し、組み立て直したという文化財にできました。

その中の一室を借りています。

古民家風な良さがあってとっても素敵なお部屋なのですが、お花を置くにはちょっと重い印象。

当初は、この床材に合わせて、日本風の古道具のようなインテリアもあり?と思ったりもしたけれど、この木目の主張が強すぎて…。これじゃ、商品の花が目立たないなぁと思い、カーペットを敷いて、机や棚も明るい色調のインテリアでそろえよう!と計画を立てました。

そして出来たのが、この「和風を活かしたシンプルモダンインテリア」。(と、勝手に名付けてみた)

気になるところをそのままにせず、自分なりにカスタマイズすることで、居心地のいい空間ができる。正直カーペットを一人で敷いたときは大変だったけど、気になるところを自分らしく改善するのは、後から考えると、きっと効率的だったりするからお勧めです。

お金をかけなくても、「手をかけた」ことで空間が愛おしく感じるから、お掃除しよう、片付けようって思うし、文化財でお仕事をさせていただくからには、きれいに使っていきたい!

ちなみに、この創業支援施設に入居できる期間は、基本的に3年間と決まっています。

↓は、ニトリで購入したパイン材の棚を、夫と組み立てた動画。iPhoneのタイムラプスという機能、はじめて使ってみた。


「夫と」と書いたけれど、ほとんど夫が組み立ててくれました。ありがとう!

とりあえず2つ。これから増えるかも

デスク、チェアを組み立てた後に、カーペット到着。


島忠で取り寄せ商品だったので、10日くらい待ちました。この日は夫が仕事だったので、一人で敷くことに。「休みの日に一緒にやろう」と言ってくれたけど、早く仕事ができる場所に整えたくて、時間はかかりましたが、何とか無事に敷くことができました。

ひとまず完成したアトリエです。


作業用のワゴンとか、まだ整えなくちゃならない部分もありますが、一応形になりました。

はじめての自分のオフィス&アトリエ。
感慨深いなぁ。

4月。新年度が始まって1週間。

学校は入学式も終えて、いよいよですね。

私もここからスタートです。

2024年4月3日水曜日

自己紹介、がんサバイバーとしての創業への思い



4月から、川越市文化創造インキュベーション施設(旧川越織物市場・旧栄養食配給所)、愛称「コエトコ」に入居することになりました。

この素晴らしい場所に、入居させていただけたことを、とってもありがたいと思っています。「一緒に入居するクリエイターたちと社会課題に取り組みながら、自分の事業にも集中できる」という、とんでもなくいい環境をいただいたのだから、軌道に乗せられるよう頑張りたい!

自己紹介と、創業への思いを書きましたので、お読みいただけたら嬉しいです。

自己紹介

  • 名前:あべゆか

  • 出身:埼玉県川越市

  • 職業:キャリアカウンセラー。現在は立教大学の現代心理学部キャリアサポーターとして週3日勤務。学部独自のキャリアガイダンス、キャリア系イベントを企画・運営しています。秋までの契約なので、以降はコエトコでの事業に専念

  • 目標:この事業を軌道に乗せることができたら、がんサバイバーで社会復帰を目指している方や、小児がんのお子様を看てらっしゃるお母さまをチームに迎い入れ、一緒に働きたいと考えております

  • 花の経歴:2013年から浦和にある「ル グランジュテ」というフランススタイルのフラワーアレンジメント教室で習い、2019年日仏フローラル芸術協会のディプロマを取得。現在も最新のデザインを習うため継続しています

  • 物販の経験:2023年の1年間は、物販経験を積むため、花・観葉植物の通販会社「ひとはな」にて、土日にカスタマーサポートの副業をしました

  • 社会活動の経験:「治療と仕事の両立支援」活動にキャリアカウンセラーとして参加。国立がん研究センターでのイベントを実施したり、がん患者の学生支援者インタビュー調査に協力したり。キャリアカウンセラーへのアンケート調査をまとめる活動も

  • 発信の経験:集英社の女性誌『エクラ』のブロガーとして、川越近郊のお散歩情報などを発信。「キャリアカウンセラーのゆか」を略して「キャリゆか」という名前で活動中

2022年頃から少しずつ創業の準備をする中で、昨年末、この入居者募集を見つけ応募。ありがたいことに入居が決まり、いよいよ本格的に準備をするという段階です。

国立がん研究センターにて 一番右が私
2023年に教室で制作したフラワーアレンジメント

創業への思い(がんサバイバーとして)

大きな目標として、がんサバイバーで社会復帰を目指している方や、小児がんのお子様を看てらっしゃるお母さまをチームに迎い入れ、一緒に働きたいと考えているのですが、その理由は、わたし自身が、がんサバイバーだからということがあります。

がん経験は、2回。2012年36歳と、2018年43歳の時。

1回目は、左乳がん。手術、抗がん剤治療、放射線治療。トリプルネガティブという悪性度が高いタイプだと言われ、再発にびくびくする日々でしたが、10年以上が経っています。

2回目は、右乳がん。手術、放射線治療をしましたが、ホルモン療法はしないという決断をしました。

周りからみたら、「2回目は抗がん剤治療もないし、早期発見でよかったね」という印象だったようですが、私は1度経験している分、ショックが大きく、精神はどん底。

放射線治療をしていた2018年夏は、記録的猛暑。クラクラする暑さの中、毎日通院しなければ!(私の放射線治療は5日間×5週間25回の通院治療)というプレッシャーと、治療について上司から理解されないことが続き、ストレスフル状態。全身蕁麻疹になり、顔や頭にまでボツボツがでて入院…。底なし沼に沈んでいくような、全く希望が持てない状態でした。

そのころ出会ったのが、長崎県で被爆されながらも、被爆者を治療・救済したという永井医師の言葉、「どん底に大地あり」です。この言葉に助けられ今があると言ってもいいくらい。「よし、踏ん張ってやる」という気持ちに変わりました。

1回目のがん経験から10年が経った2022年頃から、この事業のことを考えるようになり、2回もがんになった意味、そして助けられた意味、社会に何かお返ししたい…という考えがでてきました。

なぜキャリアカウンセラーが花事業なのか

人材派遣会社社員として働いている時、2005年にキャリアカウンセラー資格を取得。2010年からは大学生のキャリア支援が中心となり、行政機関でキャリアセミナー講師なども経験。

自分自身の体験もあり、2014年頃から「治療と仕事の両立支援」活動にキャリアカウンセラーとしてボランティアで参加し、働くがんサバイバーの悩みに触れてきました。

私ががんに罹患した頃(とくに1回目の2012年)と比べ、社会の理解が進み、両立しやすい雰囲気が醸成されたとはいえ、当事者の悩みは尽きません。一度仕事を辞めてしまうと、なかなか次の仕事に就けないことも課題です。

ご本人も「通勤できるかな…」「記憶力が低下している気がして…、職場で迷惑かけないかな…」などの不安があります。

そこで、週2,3日、短時間でも働ける職場を作りたいと考えるようになりました。アーティフィシャルフラワー(高級造花)を使用する理由もここにあります。

生花だと、当たり前ですが、腐ります。つまり作り置きができないのです。

体調不良で急遽休みたい…となったときに、休むことを躊躇してしまう仕事内容では、療養後としては不適切だと考えました。とくにがんサバイバーの方は、頑張り屋が多い。無理をしたり、周りへの気遣いをしたりして、私のように入院するほどの状態にはなって欲しくないのです。

花は、生きる力を与えてくれる

抗がん剤治療中、体調が良い時に、一眼レフカメラを片手に散歩することが趣味になりました。とくに花の写真を撮ることが好きでした。梅、桜、菖蒲、薔薇、ラベンダー、ポピー…etc. 自分の順番が来ると、精いっぱいの力を振り絞って、全力で咲く花たち。美しさに魅了され、生きる勇気をもらいました。

2013年、治療が終わってすぐ、フラワーアレンジメント教室へ。

前から遊び程度に習っていましたが、もっと本格的に学びたいと思い、浦和にあるパリスタイルの教室へ。先生は私よりも年上ですが、今もなお探求心が薄れること無く、最新のデザインを勉強し続けていらっしゃいます。とても尊敬していますし、刺激を受けるので、現在も研究科生としてレッスンに通っています。

色の組み合わせ、デザインなど、本当に奥が深くてどんどん夢中になり、2019年にはディプロマ資格を取得しました。

物販経験を積むため修業へ

これまで、私には物販の経験がありません。そこで、2023年の1年間、観葉植物・花の通信販売会社で土日の副業をしました。

部署はカスタマーサポート。お客様のご要望をお聞きしたり、運送会社へ問い合わせたり。目の前にお客様がいれば、もたもたする暇はなく、猛勉強するしかありません(電話応対なので正確には目の前ではなく、耳元ですね)。短い間でしたが、鍛えられたように思います。ご一緒させていただいた皆さま、ど素人で物覚えの悪い私に、丁寧に教えてくださり、本当にありがとうございました!

現在地について

現在、週3日、大学でキャリア支援の仕事をしています。昨年は副業や専門学校での講師もしましたが、今年は大学の仕事だけに絞り、残った時間は事業準備に注ぎます。秋までの契約なので、以降はこの事業に専念します。

今後やらなければならない事は山積み。コンセプトを固めたり、ロゴの作成、商品企画、発送テスト、写真の用意、ホームページ制作、テスト販売等々。わぁ、頑張ろう。

私のモットーは「無理はしないけど、やるときゃやる!」

今は、「やるとき」なのだろう。

「コエトコ」という素晴らしい場所で、軌道に乗せられるよう頑張りたいと思っています。


ここに至るまでに、本当に素晴らしい人達との出会いがありました。この場を借りて、出会ってくださった皆さまに感謝申し上げます。

このブログでは、事業準備のことや、「コエトコ」での活動のことなどを発信していく予定です。これからどうぞ、よろしくお願いいたします。


2024年3月10日日曜日

川越花冠(Kawagoe Kakan)について

はじめまして。

埼玉県川越市で「アーティフィシャルフラワー(高級造花)」を用いた「フラワーリース」のWEB販売を準備中です。

リースは、始めも終わりもなく、切れ目のない円を描いていることから『永遠の幸せ』の象徴だといわれています。リースを贈られる人にも、贈る人にも、永遠の幸せが続きますようにという願いを込めて作っていきます。

川越を選んだ理由は、縁結びの神様が多い地だから。人と人との縁を結んできた歴史のある場所で、永遠の幸せを願う、という商品にしたかったのです。

そんな理由もあって、主な商品は、プロポーズとして記念に残るリースや、パートナーへの誕生日・結婚記念日のプレゼント、結婚祝い、長寿祝いなど、ギフト商品を製作予定です。


川越花冠(Kawagoe Kakan)

屋号は、「川越花冠(かわごえ かかん)」

リースからイメージする花の冠(かんむり)から名付けました。また、「かかん」という読みにしたのは、「果敢に」という意味も込めたかったから。

結婚など、ライフステージが変わるときには、変化を恐れない気持ちが必要。そしてこれからの不確実な世の中、果敢に攻めるくらいの強さをもって欲しいと思っています。

アーティフィシャルフラワーというのは、造花のこと。かつての造花とはクオリティが異なることから、アーティフィシャルフラワーと呼ぶのが一般的になってきました。

ウェディングブーケとしても人気が高いようです。

メリットは、いくつかあります。

  • 長く持つ
  • お手入れが楽
  • 前もって購入することができるから準備しておける
  • 季節、天候に左右されない

私も生花は好きなので、圧倒的な生命力や香りでは負けるな…と思う点もありますが、上に挙げたようなメリットも大きく、まずはアーティフィシャルフラワーを扱おうと思っております。

これから開業に向けて、動き出します。どうぞよろしくお願い申し上げます。