2024年11月16日土曜日

ワークショップの練習

11月初旬の連休のこと。
義母、義姉、甥がアトリエに来てくれました。

新しい仕事を始めることを喜んでくださっていますが、きっと不安もあったと思います。アトリエに入って、私がやろうとしていることを実際に目で見ることで、ちょっとだけ安心してもらえたのではないかな。


真ん中は夫。ウールレターを担当しています

お昼を食べた後、早速Workshopの練習台に!

Loveを制作中。とってもお上手!

ハートは意外と難しい…

みなさん、集中して取り組んでくださって、私たちもやりがいを感じましたし、楽しいと言ってもらえて、ほっとしました。

20~30分くらいで終わるかなと思っていたのですが、30~40分くらいかかってしまい、やはり練習をしてみてよかったです!


そして、開業のお祝いに、加湿器をいただきました。


アトリエのあるコエトコ(旧川越織物市場)は、歴史的建造物なので、寒い…。エアコンを付けているので、乾燥がひどくって困っていたのです。加湿器を検討していたところに、ちょうどプレゼントしていただけて、すごくうれしいです!


アトリエ来室をご検討のみなさま、ぜひぜひお気軽にお越しください。

Workshop、うまく運営できるよう、練習を重ねております。

2024年11月14日木曜日

父の葬儀を終えて

11月7日 私の父が他界いたしました

11日通夜、12日告別式と、葬儀一切を無事に終え
本日から仕事を再開しております

父の枕花を作りました

父は仕事熱心で、手を抜くことがありませんでした。

頼ってくる人、弱い人を助ける優しさと強さがありましたが、その強さが周りを圧倒し、怖い人だと誤解を与えてしまってもいました。うわべの優しさではなかったから、真の優しさに気がつかなかった人もいたのだと思います。

本当は気配りがすごくって、心根の優しい父。
一人娘だったこともあり、とくに私にはとっても優しい父でした。

仕事の進め方、考え方、すべて父から学びました。
今も尊敬していますし、これからも父の背中を追いかけたいと思っています。


父は晩年、パーキンソン病にかかり、
思うように動けないもどかしさから、ストレスを抱えていました。

アトリエに決まったとき、喜んでくれたけれど、
結局来ることはできなくて…。
それが本当に心残りです。


私ががんに罹患したときは、毎回病院に付き添ってくれ、
誰よりも心配してくれました。

手術がおわってすぐ、集中治療室に入ったときは、
「ゆかに早く会わせろ!」と大きな声が聞こえてきて…
恥ずかしかったけれど、とても嬉しかった…


川越花冠の開業22日を目前に、逝ってしまった父。

本当に最後まで心配をかけました。

頼りにしていた父を亡くした今、不安な面もあるけれど、
どうかこちらのことは心配せず、安らかに休んでください


2024年11月14日

2024年10月30日水曜日

リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越での「サバイバーズトーク」について

前年のフラッグをもって、サバイバー仲間とともにウォーク

 9月28日・29日に行われた「リレー・フォー・ライフ川越」に、実行委員として、サバイバーとして参加いたしました。初めてだったので、みなさんのサポートが少しでもできたら、という気持ちでの参加でした。
このイベントは、 「がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指す、1年を通じて取り組むチャリティ活動」。そして1年に1度、夜通し歩くことで、夜不安な思いをしているサバイバーに寄り添うというイベントです。

前日の27日夜にも集合して打ち合わせ&準備。

28日は朝から準備を開始。
私は13時サバイバーズトークの登壇、22時からの受付。

夜越えは参加しませんでしたが、翌朝7時からウォークへ。

正直言って、大変でしたが、川越の皆様と一緒に大きなイベントを実施でき、その一員になれたことがとても嬉しく、誇らしく感じました。

実行委員、サポーターのみなさま

サバイバーズトークで話したこと

せっかくなので、ここに原稿の全文を載せます。
依頼されていた内容は、「早期発見と治療中つらかったこと」です。

*****

こんにちは。阿部と申します。
私の体験がどなたかのお役に立てればと思ってお話させていただきます。

まず、サバイバー歴についてですが、2012年と2018年、2回乳がんに罹患しました。最初はちょうど36歳の誕生日を迎えたばかりのときで、診断されたのは「トリプルネガティブ乳がん」というタイプでした。ホルモン療法や分子標的薬が効かず、再発率も高いとされる悪性度の高いがんということで、手術、抗がん剤治療、放射線治療を受けました。

医師からは「トリプルネガティブは悪性度が高いが、5年経てば再発率が急激に下がる」と聞かされていたので、その5年間は検診のたびにドキドキして結果を待っていました。その5年を無事に乗り越え、6年目検診では少し安心していたところ、なんと別の初発乳がんが見つかります。1回目は左側でしたが、今度は右側で、サブタイプも1回目とはまったく違う新しいがんでした。幸い早期発見だったため、手術と放射線治療のみで治療は終了しました。これが2018年、43歳のときです。そして今、あれから6年が経ち、元気に過ごしております。

早期発見の話では、1回目のときのお話が参考になると思います。
ある冬の夜、虫刺されのような痒みがあって、胸の上あたりを触ったとき、しこりを見つけてしまいました。嫌な予感がしたので、その翌日出社するとすぐ有給申請をし、その翌日に川越駅近くの赤心堂病院に行きました。つまり、しこりを見つけてから2日後には診察したのですね。看護師さんからは「そんなに早く病院に来る人は珍しい」と言われました。「もしがんだったらどうしよう…」と怖くなり、数週間、数か月悩んでから来るという人が多いようです。私はすぐに行動できたのですが、今振り返ると、あの素早さが良かったと思っています。幸いリンパ節への転移もなく、早期発見ということでした。

次に、がん経験で辛かったお話をさせていただきます。私は治療自体の辛さ以上に、治療が終わった後の孤独感や不安がありました。このことを、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思っています。治療中は、周りからも「辛いだろうな」と分かってもらえるし、看護師さんに副作用のことを相談したり、吐き気があっても食べられる食事を調べたりと忙しくしていられます。でも、治療が終わると急に何もなくなり、周囲からも「治療が終わってよかったね」と言われるんです。見た目は髪が伸びてきて、元気な姿に戻っているのですが、「再発するかも」という不安に苛まれる日々が続きました。私の場合、トリプルネガティブのため、なおさらだったと思います。周りからの「治療が終わってよかったね」という声と、自分自身の中にある不安感とに、ものすごくギャップがあり、とても辛い思いをしていました。この辛さの事は、あまり知られていなくて、たまに専門書や、医師の談話として見かける程度なのですが、サバイバーなら共感していただけるのでは、と思います。

この時期の支えになったのは、同じ経験を持つサバイバー仲間の存在です。治療終半年くらいから、サバイバーの集まりに参加するようになりました。
その中で「QUE!」という、マギーズ東京を立ち上げた鈴木美穂さんが運営していた活動に出会いました。美穂さんが20代だったということもあり、20代30代の働く女性の参加が多かったように思います。ここで出会った仲間はアクティブな人が多く、海でのアウトリガーカヌー、イチゴ狩りなど、楽しい時間を過ごしました。今でも定期的に交流していて、先日も仲間の7人で食事をしたばかりです。

がんは辛い体験ですが、いい意味で価値観が変わる経験でもあって、だから、がんになる前の状態に戻ろうという思考ではなく、新しい自分になろうと思うようになりました。
キャリアコンサルタントとして、「治療と仕事の両立支援活動」にも参加するなど、がんになってからのほうが、積極的になりました。
もし、いま、治療後の孤独を感じている人がいましたら、ぜひサバイバーの集まりに参加してみてください。

ここで、私の話は以上とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。

2024年10月25日金曜日

大学勤務を終え、本格的に開業準備へ


2010年から大学生のキャリア支援に関わってきました。
10月23日最終出勤日を迎え、「川越花冠」の業務に専念することに!

次に向かって頑張ろう、という希望がある反面、
最終出勤日の帰り道、急に寂しくなり泣きそうに…。

大学の教職員のみなさまが本当に素敵な人たちばかりで、
いざ離れるとなると、本当にさみしくなりました。

次の日、美容室を予約していたのは良かったかもしれません。

髪を切って、明るいカラーにして、気持ちがすこしすっきり!
そのあと夫と合流し、都内を散策。
このことは、エクラのブログにも書きましたが、
気持ちに一区切りができたように感じます。

これから、試作品作りや、宣伝活動をして、
11月22日開業です。

SNSでも発信していこうと思っています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

2024年9月27日金曜日

①ホームページ、②Instagram、③LINE、④オンラインショップのアカウントを作成しました

 川越花冠の阿部です。

ここ1ヵ月は、ホームページを自作していました。
すこーしだけHTMLが分かります。だからといって、事業のホームページはさすがにプロにお願いしようと思っていたのですが、高額だし、自分で更新したいし…ということで、ノーコードで作れるWIXというサイトで制作することに。何とか形になってきました。

そして、Instagram、LINE、オンラインショップ(BASE)のアカウントも取得!自分のメモとしての意味もありますが、以下にリンクを貼りました。

💜Homepage
https://www.kawagoe-kakan.com/

💜Instagram
https://www.instagram.com/kawagoe_kakan/

💜LINE
https://line.me/R/ti/p/%40057upxuz

💜オンラインショップ
https://kakan.official.ec/


コエトコの仲間に協力を依頼

<ロゴ>
ロゴは、コエトコ(川越市のインキュベーション施設)で、お隣の部屋に入居する「あこデザイン」さんに依頼。とっても素敵なロゴを制作していただきました。このロゴがあるだけで、ホームページがプロっぽくなっている!

一筆書きの筆記体は、縁がつながっているという意味もあります。「エレガントでかつシンプルに」という私の依頼に的確な提案をしていただき、最後は文字間などの微調整も丁寧にしてくださりました。

あこデザインさんは、パリに住んでいたこともあるので、川越花冠のコンセプトにもぴったりだなぁと思い、お願いしました。本当に嬉しいし、感謝しています!


写真
ホームページ制作していると、写真も大切だと実感。池袋にある写真教室に、月に1度、通うようになりました。撮影のコツを習っています。

でも、帰ってきて自分で撮るとなると、微妙に色がうまく出なかったり、難しい…!と悩んでいたのですが、コエトコにいるカメラマンがアドバイスしてくださって、すぐに解決しました。

1人で悩んでいるより、仲間に聞いてしまった方が早い!ということで、これからは遠慮し過ぎず、仲間に頼ろう…と思っています。



明日は、リレーフォーライフ川越のイベントです。

多くの人と繋がれるといいな!それでは

2024年8月3日土曜日

新企画「ニットレター」を試行錯誤

川越花冠の事業は当初、アーティフィシャルフラワーの作品を販売する予定でしたが、海外で話題の「ニットレター(ウールレター)」も追加して、オーダーメイドの「世界にひとつだけの贈り物をあなたに」というイメージを強化することにいたしました。

ニットレター(ウールレター)とは

毛糸で作られた文字」のこと。
中にワイヤーを入れて文字を形成します。


フランスで生まれ、
今は海外で広く人気を集めていて、
Instagramでよく見かけるようになりました。

・誕生日や結婚式で写真映えの小道具に
・唯一無二のギフトとして

様々なシーンで目を引くアイテム!
日本ではまだあまり知られていません。

工程はこの3Step!
  1. 毛糸を専用器具で棒状に編む
  2. その中にワイヤーを通す
  3. 文字や数字に形成する

簡単に見えますが、綺麗なものを作るには、かなり試行錯誤が必要でした。毛糸はウールがいいのかなぁ、ワイヤーは針金みたいに細いと形が崩れるし、子供が持ったとき危ないし、とか。

商品にしてみようと思い立ってから、1か月半位は資材集めばかりを。そこから文字の成形の工夫、写真の魅せ方の勉強をしていきながら、やっと商品として完成!



次のような試行錯誤をしていたので、ちょっとご紹介します。

素材の選定
  • 毛糸
    50種類以上取り寄せ、専用の器具で編み、試作品を制作。毛羽立たないかどうか、ツヤ、色合い、手触りをチェックし、最終的にある日本のメーカーさんの毛糸に決定

  • ワイヤー
    10数種類を購入。太さや素材、メーカーによる違いなどを勉強。はじめはホームセンターに通ってたくさん購入しましたが、最終的には海外から取り寄せたものに!

専用器具で編む
毛糸を棒状に編む器具。そもそも何を使っているのか、どれが一番いいのかを調べ、取り寄せる、というところまでにも時間がかかりました。海外の動画をチェックしたり、翻訳したり。

編んでからも、最後の処理をどうするのかを調べたり。祖母が編み物好きだったこともあり、私も多少は編み物に詳しいのですが、この器具を使うのは初めてで。でも何とか見よう見まねで綺麗にできました。

形を作る、整える
強く曲げるとワイヤーが出てきてしまったり、キレイにできた!と思っても、写真に撮ると微妙だったり。写真は客観視できるので、作っては撮り、作っては撮りを何度も繰り返しました。

が、あまり上達せず…。

困っていると、夫が手助けしてくれて!

それがなんと、とっても上手でびっくり! 意外な才能を発掘!(と言ったら失礼だけど:笑)

もはや夫無しではニットレターが成り立たなくなりまして、夫が事業を手伝ってくれることになりました!すぐに退職はできませんが「将来一緒にできたらいいね」と話しています。

ある人に話したら、
「婦唱夫随」だね…と。

いやぁ、夫随してくれて、
本当にありがたいです!!

商品企画をしてみて

当たり前ですが、お客様に「いいね」と言ってもらえるものを作るためには、多くの試行錯誤を重ねなければならないのですね。
フラワーアレンジメントは先生がいますが、ニットレター(ウールレター)は日本でまだあまりやっている人がいない、という希少性から、ネットで調べても資料がなく…。

でも自分たちで生み出す楽しさも知ることができたのは、とても良かったです。


早速、お友達からも反響があり、「作って欲しい!」というご要望があったので、姉弟2つ制作してお渡しいたしました。

すると子供たちの喜ぶ姿とお礼の動画が送られてきて!!!本当にうれしかった!!!


私は今までキャリアコンサルタントとして仕事をしてきたので、モノを通してご満足いただく経験がなかったのです。だから嬉しさがひとしお身に沁みました。

さぁ、事業はこれから。
これで喜んでいる場合ではない。

みなさまに、ステキな商品をお届けできるよう、頑張っております。

開業のお知らせができるまで、もう少しお待ちくださいませ。

2024年7月24日水曜日

9/28(土)リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越の「サバイバーズトーク」に出演します

 リレー・フォー・ライフとは「がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指す、1年を通じて取り組むチャリティ活動」。そして1年に1度、夜通し歩くイベントを実施していて、埼玉県川越市では9/28(土)、29(日)に開催します。

当日は様々なセミナーもあり、私はその中のひとつ「サバイバーズトーク」に出演することとなりました。


【サバイバーズトーク概要】

  • 日にち:2024年9月28日(土)
  • 時間 :13:00~13:50
  • 会場 :埼玉県川越市の「蓮馨寺」
  • 内容 :がんサバイバー、ケアギバーとの対談

会場となる「蓮馨寺」は、蔵造り通りに行く途中にあるので、観光がてら気軽に立ち寄ることができます。

また、川越七福神巡りの福禄寿(ふくろくじゅ)が祀られていて、健康を願う場所としても有名。福禄寿というのは、「人々に幸せをもたらし、財を築き、健康で長生きするという三徳を具現化した神」だそうですよ。そんな素敵な場所で、お話しできることをとても光栄に思います。

当日のトークテーマは未定ですが、ケアギバーや医師とのトークとなりますので、私も色んな視点からの話で気付きをもらえるのでは、と今から楽しみです。

夜の蓮馨寺


サバイバーとして語ることへの想い


2012年、2018年、2回の罹患経験をこのような場でお話することは、正直プレッシャー…。うまく話せるかな…とか、泣いてしまったらどうしよう…と不安もあるけれど、多くの人にがん罹患者を身近に感じてほしいなという想いで引き受けました。

がんに罹患した、もしくは、がんサバイバーであることを打ち明けると、「かわいそう」という目線に変わる人が多くいます。何の悪気もないだろうし、気遣ってくれての言葉だとは分かりますが、とても傷つきます。(そう思うサバイバーさんいますか?わたしだけ?)

急に切り離されたような、孤独感が生まれます。

サバイバーズトークなどで話すことで、サバイバーを身近に感じて欲しいし、自分事にして考えて欲しい。

押しつけがましいかもしれないけど、今孤独感を抱えているサバイバーがいたら、少し時間が経って話せるようになった私がその手助けをしたい。そんな想いでお話したいな。

9月28日になれば、おそらく猛暑も終わって、過ごしやすくなっているはず。

ぜひお越しくださいませ。そして気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。多くの人の来場をお待ちしております!



2024年5月20日月曜日

ポスター&名刺完成。そしてコエトコナイトで登壇!

こんにちは。川越花冠(かかん)です。

川越市の創業支援施設(コエトコ)に入居して約1か月半。玄関先に置くポスターを制作しました。CANVAというアプリで自作。印刷もそのまま依頼して届いたのがこちら。



これから開業するということが分かる内容に。そして、第一段の商品名は「恋するリース」です!「あなたにあげたい」というキャッチコピー入りにして、呼びかけるようなポスターにしました!

フレームはニトリ、周りには可愛らしい電飾を。電池式なので電源がない土間でも、外でも電飾を灯せます!




名刺も同様に、CANVAで。

開封動画を撮ってみました!▶ボタンを押すと動画が始まります



名刺があると、いろんな場所で「川越花冠、阿部です!」と話す機会も増え、自分の場所を自分で作ったんだなぁと実感。嬉しさとともに、責任感も増しました。

この名刺には「2024年秋開業予定」と書いて100枚印刷したので、秋までに100枚配り切れるようにしたい!

そう思った矢先の交流会です。


コエトコナイトで登壇させていただきました

入居している川越市の創業支援施設、愛称コエトコで、「コエトコナイト」というイベントが、5月17日土曜日に開催されました。

入居するクリエーター12組が3回に分けて、4組ずつ発表。

私は早速、初回の5月17日に登壇させていただきました。市民の皆さま、入居クリエーター、コエトコ関係者の方達、30~40名を前にしてのプレゼンです。



「事業への想いや背景を知ってもらうため、自己紹介を中心に、7分21秒以内で」という依頼があり、作ったスライドは17枚。意識したのは、写真を多く入れること。固有名詞を入れながら具体的に伝えたい言葉は短く

人は多くのことを覚えません。印象に残った「ワンワード、ワンセンテンス」くらいしか記憶に残らない。

ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残ればOK!。「いいこと言ってたけど、何だっけ?」というのが一番最悪だと思い、一つでも皆さまの記憶に残りますように、という気持ちで臨みました。


写真は、入居するクリエーターの東條さんが撮ってくれていました。ありがとうございます!



「川越花冠」は花冠と書いてカカンと読みます。これは、「果敢に」という意味を込めています。病気になっても、予期せぬ出来事にあっても、人生を果敢に生きて欲しい。花は踏まれても、強風にあっても、強く咲くことしか考えていません。そんな花のように果敢に強く生きて欲しい、というメッセージを込めたのです。

登壇後の交流会で、「屋号の、果敢にっていいね」と言っていただくことが多く、とてもうれしく、心が温かくなりました。

ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残るといいな、と思っていましたが、私の想いが詰まった大切な部分が伝わったようで、本当にうれしかったです。


緊張の一夜が終わり、今やっと落ち着いてきました。

もちろん緊張もしたけれど、伝えたい想いがあると、「やらなきゃ、伝えなきゃ」という使命感のほうが強くあったことに、自分でも驚いています。人前で話すことは苦手だけど、これからは自分の想いを多くの人に伝えられるように、工夫し続けていきたいです。

聞いてくださった皆さま、本当にありがとうございました!

2024年5月11日土曜日

「同じ経験をした仲間に出会える場所」の大切さ

がんに罹患した2012年から、私の生き方は変わりました。人との交流が、大切だと気がついたのです。

一人っ子で、スポーツは陸上、水泳、ゴルフなどの個人競技好き。団体行動が苦手。一人で考え事をするのが好きな人間でした。

それが36歳、がんに罹患して考えが一変。一人で乗り越えるには限界がある。仲間を得ることで、生きる力・希望を持つことができました。

キャンサーサバイバー仲間との出会い


「がんになった」というと、可哀想…という同情を寄せられることもあります。でも、同情はもっと辛いのです。がんになっても、昨日の私と、今日の私とでは何も変わらないのに、急に見られ方が変わり、戸惑いがありました。

そんな気持ちを共有できる仲間がいるのは、精神的な安定に繋がります。

11年前の2013年。
手術、抗がん剤治療、放射線治療のすべてを終えてから約半年経った頃、まだウィッグをつけていた頃のこと。

家族や友人は「治療を終えてよかったね…」という感じですが、私は心にぽっかり穴が開いたような感じがしていました。価値観が変わり、人生観も変化していたのに、周りは「もとに戻れるといいね」という声をかけてきます。私自身、「これがしたい」という明確なものはないけれど、なんか違う…という違和感を抱いていました。

そんな、ふわっとしたモヤモヤを話せる場が欲しいと思っていた矢先、「Cue!」というがんになった女性向けワークショップをブログで見つけ、モデルでがんサバイバーのマイコさんのウォーキングレッスンに参加することにしました。

そのレッスンが楽しかったのはもちろんですが、レッスン後に車座になってお話する場が、とても心地よかったんです。

そして、そこから意気投合した仲間ができ、遊びに行くようになりました。

2016年のイチゴ狩りで

いまでもこの仲間とは定期的に会っています。
一緒に戦ってきた同志!戦友!話さなくても、気持ちが伝わる仲間。

私が「川越花冠」でやっていきたいことの原点は、ここにあります。

アーティフィシャルフラワーのギフト商品を販売したい、そして製作者としてキャンサーサバイバーを雇いたいという目標。ここには、「同じ経験をした仲間でに出会える場所」を作りたいという想いもあるのです。

私は、おそらく一人では乗り越えられなかったから。

仲間がいたから、今がある。それは大げさじゃなく、本当にそう思っています。

ちなみに、昨日もリレー・フォー・ライフ・ジャパン川越の実行委員に参加させていただきました。7月にはがんサロンにも参加予定です。地元・川越でも少しずつ活動に参加できればいいな。

そして「川越花冠」をうまく軌道に乗せられるよう、これからも頑張っていきます。

2024年5月2日木曜日

集英社ファッション誌『eclat/エクラ』6月号の「おしゃれメガネライフ」特集に載りました

アーティフィシャルフラワーの作品作りは、細かい作業が多い。目が疲れると、作業効率が落ちるので、最近はコンタクトレンズよりも、メガネの登場回数が増えました。

そんなタイミングで、集英社ファッション誌『eclat/エクラ』の「おしゃれメガネライフ」に掲載いただく機会を得、あらためてメガネの大切さを実感。



『eclat/エクラ』のコンセプトに惹かれて

もっと知的刺激、もっと美しいもの。いつまでも輝き続けるエイジフリーな女性たちへ!」というコンセプトの女性ファッション誌。そのコンセプトにも惹かれて、約2年前からWEB版の公式ブロガーを務めています。

2回のがんを体験した2018年頃から、「ためらわず、他人の目を気にせず、やりたいことに挑戦しよう。だって、時間は有限!」と思うようになりました。この公式ブロガーへの応募も、昔だったら「いいなぁ。楽しそうだなぁ」で終わっていたところを、挑戦してみようと思えたのです。合格した2年前から、お出かけ情報や、美容情報を発信中!

最新の6月号「おしゃれメガネライフ」では、本誌(紙の雑誌のほう)に、私のメガネ姿を載せていただくことになりました!



フラワーアレンジメント中も、重要なのが「メガネ」



アーティフィシャルフラワーや、プリザーブドフラワーでは、ワイヤリングといって、花にワイヤーで補強して、細かい作業が多いため、コンタクトだと目が乾いて結構疲れるんです。

私の場合は、20歳頃からだんだん視力が下がり、20年間以上、コンタクトとメガネを併用しています。ここ5年くらい気に入って使っているのは「LineArt CHARMANT | ラインアート シャルマン」。眼鏡をかけているのを忘れるくらい軽やか。周りにも勧めていて、今では両親も愛用してます。


そして、これから老眼になっていく年齢。もっともっとメガネにお世話になりそう…。そうなる前に、相棒となるメガネブランドと出会えたのは、本当に良かったと思っています!




実を言うと、悪あがきで、写真を撮る前日、「小顔矯正」のマッサージに行ってきました(笑) 家族にはなにも気づかれなかったけど…。


エクラの公式ブロガーとしての活動ネームは「キャリゆか」です。キャリアコンサルタントのゆか、を略して「キャリゆか」。川越を中心としたお出かけ情報、美容情報を発信しているので、よかったらのぞいてみてください


2024年4月21日日曜日

アーティフィシャルフラワー問屋さんと、私の先生へ商品制作について相談

今週の動きとしては、アーティフィシャルフラワーの問屋さん、ずっと通っているフランススタイルフラワー教室の先生へ、商品のことを相談をさせていただきました。皆さんから「応援します」といっていただき、心があたたかくなったと同時に、しっかり準備しようと気が引き締まる時間に。


アーティフィシャルフラワーの問屋さんへ

以前から試作品作りのために行っている問屋さんで、アドバイスをいただける機会がありました。

リースは基本的には壁掛けなので、「壁に色が移らないか」が大切。自分で作って、自分で楽しむだけなら自己責任。色がついたとしても雑巾で拭いて何とかすればいいのですが、商品ともなると、そういう訳にはいきません。さらに、ギフト商品を製作したいと思っているので、なおさら商品作りには気をつけなければ…と思っています。

また、白い花の隣に色移りしやすい花材を使ってしまうと、白い花が時間経過とともに染まってしまう危険性があるから、どんな花が色移りしやすいのか、カタログでどこを見ればいいのかなど、ポイントをお教えいただきました。

他にも梱包のこと、売れ筋商品についても学ぶことがたくさんあり、実りの多い一日に。

購入してきた花材の一部。緑多めです

そして試作品のための花材もたくさん購入。自分でも制作するのが楽しみ!新緑が美しい時期ということもあって、緑が気になり購入してきました。

フランススタイルフラワーアレンジメントの先生へ相談

浦和にあるフランススタイルのフラワーアレンジメント教室に、2013年から通っています。最近経歴を書く機会が多く、私もあらためて確認してみて、10年以上通っていることに驚きました。


基本的にレッスンは「生花」。アーティフィシャルフラワーの先生でもありますし、私も習ってきましたが、レッスンのメインは生のお花です。

私が師匠としている先生は、向学心溢れる人で、コロナ禍以前はパリで最新のアレンジを学んだり、パリで国家検定試験にチャレンジし、教授レベルの3を取得しています(日本では3級→1級ですが、この試験は3が一番上のレベル)。


先生が作るアレンジメントは、とにかく色選びがオシャレ!一般の花屋には並ばないようなニュアンスカラーの花々。そこにどんな色を合わせるのかは、その先生の腕次第。

4月のレッスンで習った作品はこちら。

生花:フランススタイルのアレンジメント

白と緑のバランスが美しい!編み込みのオブジェも他にあまり見ないデザインです。編むのが本当に大変で肩が凝りましたが…、その大変さが報われるような素晴らしい作品に出来上がりました。


レッスン後にお時間をとっていただき、まずは事業目標(サバイバーやケアギバーを採用したい)や私がやりたいこと(アーティフィシャルフラワーのリース制作)を説明。

「応援します!」という心強いお言葉をいただきました!すごく嬉しくて、思わず涙ぐんでしまうと、先生も「どうして涙ぐんでるの~」と。私も何の涙か分かりませんが、嬉しさでいっぱいだったのかもしれません。

お花の世界では、生徒の独立を阻む人もいるそうです。でも私の先生は、生徒が活躍することがうれしいし、いつでも応援すると言ってくださりました。本当に心が広く、美しい女性。

そんな先生の教室名は「ル グラン ジュテ (Le grand jeté)」。意味は、「大きな跳躍」。お花が大好きという女性が大きく飛躍することを応援する、というコンセプトなのだと教えていただきました。

キャリアカウンセラーとして「人が飛躍していくサポートをしてきた」私としても、とても共感し、先生のような人になりたい!と思いました。

協力してくださる先生をがっかりさせないためにも、いい商品を作りっていきたいと思います。