11月初旬の連休のこと。
義母、義姉、甥がアトリエに来てくれました。
新しい仕事を始めることを喜んでくださっていますが、きっと不安もあったと思います。アトリエに入って、私がやろうとしていることを実際に目で見ることで、ちょっとだけ安心してもらえたのではないかな。
真ん中は夫。ウールレターを担当しています |
Loveを制作中。とってもお上手! |
ハートは意外と難しい… |
名入れのオーダーメイドリース通販専門店。目標は「がんサバイバーが安心して働く場を作る」
11月7日 私の父が他界いたしました
11日通夜、12日告別式と、葬儀一切を無事に終え
本日から仕事を再開しております
父の枕花を作りました |
父は仕事熱心で、手を抜くことがありませんでした。
頼ってくる人、弱い人を助ける優しさと強さがありましたが、その強さが周りを圧倒し、怖い人だと誤解を与えてしまってもいました。うわべの優しさではなかったから、真の優しさに気がつかなかった人もいたのだと思います。
本当は気配りがすごくって、心根の優しい父。
一人娘だったこともあり、とくに私にはとっても優しい父でした。
仕事の進め方、考え方、すべて父から学びました。
今も尊敬していますし、これからも父の背中を追いかけたいと思っています。
父は晩年、パーキンソン病にかかり、
思うように動けないもどかしさから、ストレスを抱えていました。
アトリエに決まったとき、喜んでくれたけれど、
結局来ることはできなくて…。
それが本当に心残りです。
私ががんに罹患したときは、毎回病院に付き添ってくれ、
誰よりも心配してくれました。
手術がおわってすぐ、集中治療室に入ったときは、
「ゆかに早く会わせろ!」と大きな声が聞こえてきて…
恥ずかしかったけれど、とても嬉しかった…
川越花冠の開業22日を目前に、逝ってしまった父。
本当に最後まで心配をかけました。
頼りにしていた父を亡くした今、不安な面もあるけれど、
どうかこちらのことは心配せず、安らかに休んでください
2024年11月14日
前年のフラッグをもって、サバイバー仲間とともにウォーク |
実行委員、サポーターのみなさま |
川越花冠の阿部です。
ここ1ヵ月は、ホームページを自作していました。
すこーしだけHTMLが分かります。だからといって、事業のホームページはさすがにプロにお願いしようと思っていたのですが、高額だし、自分で更新したいし…ということで、ノーコードで作れるWIXというサイトで制作することに。何とか形になってきました。
そして、Instagram、LINE、オンラインショップ(BASE)のアカウントも取得!自分のメモとしての意味もありますが、以下にリンクを貼りました。
💜Homepage
https://www.kawagoe-kakan.com/
💜Instagram
https://www.instagram.com/kawagoe_kakan/
💜LINE
https://line.me/R/ti/p/%40057upxuz
💜オンラインショップ
https://kakan.official.ec/
<ロゴ>
ロゴは、コエトコ(川越市のインキュベーション施設)で、お隣の部屋に入居する「あこデザイン」さんに依頼。とっても素敵なロゴを制作していただきました。このロゴがあるだけで、ホームページがプロっぽくなっている!
一筆書きの筆記体は、縁がつながっているという意味もあります。「エレガントでかつシンプルに」という私の依頼に的確な提案をしていただき、最後は文字間などの微調整も丁寧にしてくださりました。
あこデザインさんは、パリに住んでいたこともあるので、川越花冠のコンセプトにもぴったりだなぁと思い、お願いしました。本当に嬉しいし、感謝しています!
<写真>
ホームページ制作していると、写真も大切だと実感。池袋にある写真教室に、月に1度、通うようになりました。撮影のコツを習っています。
リレー・フォー・ライフとは「がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指す、1年を通じて取り組むチャリティ活動」。そして1年に1度、夜通し歩くイベントを実施していて、埼玉県川越市では9/28(土)、29(日)に開催します。
当日は様々なセミナーもあり、私はその中のひとつ「サバイバーズトーク」に出演することとなりました。
会場となる「蓮馨寺」は、蔵造り通りに行く途中にあるので、観光がてら気軽に立ち寄ることができます。
また、川越七福神巡りの福禄寿(ふくろくじゅ)が祀られていて、健康を願う場所としても有名。福禄寿というのは、「人々に幸せをもたらし、財を築き、健康で長生きするという三徳を具現化した神」だそうですよ。そんな素敵な場所で、お話しできることをとても光栄に思います。
当日のトークテーマは未定ですが、ケアギバーや医師とのトークとなりますので、私も色んな視点からの話で気付きをもらえるのでは、と今から楽しみです。
夜の蓮馨寺 |
2012年、2018年、2回の罹患経験をこのような場でお話することは、正直プレッシャー…。うまく話せるかな…とか、泣いてしまったらどうしよう…と不安もあるけれど、多くの人にがん罹患者を身近に感じてほしいなという想いで引き受けました。
がんに罹患した、もしくは、がんサバイバーであることを打ち明けると、「かわいそう」という目線に変わる人が多くいます。何の悪気もないだろうし、気遣ってくれての言葉だとは分かりますが、とても傷つきます。(そう思うサバイバーさんいますか?わたしだけ?)
急に切り離されたような、孤独感が生まれます。
サバイバーズトークなどで話すことで、サバイバーを身近に感じて欲しいし、自分事にして考えて欲しい。
押しつけがましいかもしれないけど、今孤独感を抱えているサバイバーがいたら、少し時間が経って話せるようになった私がその手助けをしたい。そんな想いでお話したいな。
9月28日になれば、おそらく猛暑も終わって、過ごしやすくなっているはず。
ぜひお越しくださいませ。そして気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。多くの人の来場をお待ちしております!
こんにちは。川越花冠(かかん)です。
川越市の創業支援施設(コエトコ)に入居して約1か月半。玄関先に置くポスターを制作しました。CANVAというアプリで自作。印刷もそのまま依頼して届いたのがこちら。
これから開業するということが分かる内容に。そして、第一段の商品名は「恋するリース」です!「あなたにあげたい」というキャッチコピー入りにして、呼びかけるようなポスターにしました!
フレームはニトリ、周りには可愛らしい電飾を。電池式なので電源がない土間でも、外でも電飾を灯せます!
名刺も同様に、CANVAで。
開封動画を撮ってみました!▶ボタンを押すと動画が始まります
名刺があると、いろんな場所で「川越花冠、阿部です!」と話す機会も増え、自分の場所を自分で作ったんだなぁと実感。嬉しさとともに、責任感も増しました。
この名刺には「2024年秋開業予定」と書いて100枚印刷したので、秋までに100枚配り切れるようにしたい!
そう思った矢先の交流会です。
入居している川越市の創業支援施設、愛称コエトコで、「コエトコナイト」というイベントが、5月17日土曜日に開催されました。
入居するクリエーター12組が3回に分けて、4組ずつ発表。
私は早速、初回の5月17日に登壇させていただきました。市民の皆さま、入居クリエーター、コエトコ関係者の方達、30~40名を前にしてのプレゼンです。
「事業への想いや背景を知ってもらうため、自己紹介を中心に、7分21秒以内で」という依頼があり、作ったスライドは17枚。意識したのは、写真を多く入れること。固有名詞を入れながら具体的に。伝えたい言葉は短く。
人は多くのことを覚えません。印象に残った「ワンワード、ワンセンテンス」くらいしか記憶に残らない。
ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残ればOK!。「いいこと言ってたけど、何だっけ?」というのが一番最悪だと思い、一つでも皆さまの記憶に残りますように、という気持ちで臨みました。
写真は、入居するクリエーターの東條さんが撮ってくれていました。ありがとうございます!
「川越花冠」は花冠と書いてカカンと読みます。これは、「果敢に」という意味を込めています。病気になっても、予期せぬ出来事にあっても、人生を果敢に生きて欲しい。花は踏まれても、強風にあっても、強く咲くことしか考えていません。そんな花のように果敢に強く生きて欲しい、というメッセージを込めたのです。
登壇後の交流会で、「屋号の、果敢にっていいね」と言っていただくことが多く、とてもうれしく、心が温かくなりました。
ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残るといいな、と思っていましたが、私の想いが詰まった大切な部分が伝わったようで、本当にうれしかったです。
緊張の一夜が終わり、今やっと落ち着いてきました。
もちろん緊張もしたけれど、伝えたい想いがあると、「やらなきゃ、伝えなきゃ」という使命感のほうが強くあったことに、自分でも驚いています。人前で話すことは苦手だけど、これからは自分の想いを多くの人に伝えられるように、工夫し続けていきたいです。
聞いてくださった皆さま、本当にありがとうございました!
2016年のイチゴ狩りで |
今週の動きとしては、アーティフィシャルフラワーの問屋さん、ずっと通っているフランススタイルフラワー教室の先生へ、商品のことを相談をさせていただきました。皆さんから「応援します」といっていただき、心があたたかくなったと同時に、しっかり準備しようと気が引き締まる時間に。
以前から試作品作りのために行っている問屋さんで、アドバイスをいただける機会がありました。
リースは基本的には壁掛けなので、「壁に色が移らないか」が大切。自分で作って、自分で楽しむだけなら自己責任。色がついたとしても雑巾で拭いて何とかすればいいのですが、商品ともなると、そういう訳にはいきません。さらに、ギフト商品を製作したいと思っているので、なおさら商品作りには気をつけなければ…と思っています。
また、白い花の隣に色移りしやすい花材を使ってしまうと、白い花が時間経過とともに染まってしまう危険性があるから、どんな花が色移りしやすいのか、カタログでどこを見ればいいのかなど、ポイントをお教えいただきました。
他にも梱包のこと、売れ筋商品についても学ぶことがたくさんあり、実りの多い一日に。
購入してきた花材の一部。緑多めです |
そして試作品のための花材もたくさん購入。自分でも制作するのが楽しみ!新緑が美しい時期ということもあって、緑が気になり購入してきました。
浦和にあるフランススタイルのフラワーアレンジメント教室に、2013年から通っています。最近経歴を書く機会が多く、私もあらためて確認してみて、10年以上通っていることに驚きました。
基本的にレッスンは「生花」。アーティフィシャルフラワーの先生でもありますし、私も習ってきましたが、レッスンのメインは生のお花です。
私が師匠としている先生は、向学心溢れる人で、コロナ禍以前はパリで最新のアレンジを学んだり、パリで国家検定試験にチャレンジし、教授レベルの3を取得しています(日本では3級→1級ですが、この試験は3が一番上のレベル)。
先生が作るアレンジメントは、とにかく色選びがオシャレ!一般の花屋には並ばないようなニュアンスカラーの花々。そこにどんな色を合わせるのかは、その先生の腕次第。
4月のレッスンで習った作品はこちら。
生花:フランススタイルのアレンジメント |
白と緑のバランスが美しい!編み込みのオブジェも他にあまり見ないデザインです。編むのが本当に大変で肩が凝りましたが…、その大変さが報われるような素晴らしい作品に出来上がりました。
レッスン後にお時間をとっていただき、まずは事業目標(サバイバーやケアギバーを採用したい)や私がやりたいこと(アーティフィシャルフラワーのリース制作)を説明。
「応援します!」という心強いお言葉をいただきました!すごく嬉しくて、思わず涙ぐんでしまうと、先生も「どうして涙ぐんでるの~」と。私も何の涙か分かりませんが、嬉しさでいっぱいだったのかもしれません。
お花の世界では、生徒の独立を阻む人もいるそうです。でも私の先生は、生徒が活躍することがうれしいし、いつでも応援すると言ってくださりました。本当に心が広く、美しい女性。
そんな先生の教室名は「ル グラン ジュテ (Le grand jeté)」。意味は、「大きな跳躍」。お花が大好きという女性が大きく飛躍することを応援する、というコンセプトなのだと教えていただきました。
キャリアカウンセラーとして「人が飛躍していくサポートをしてきた」私としても、とても共感し、先生のような人になりたい!と思いました。
協力してくださる先生をがっかりさせないためにも、いい商品を作りっていきたいと思います。