2024年7月24日水曜日

9/28(土)リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越の「サバイバーズトーク」に出演します

 リレー・フォー・ライフとは「がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧を目指す、1年を通じて取り組むチャリティ活動」。そして1年に1度、夜通し歩くイベントを実施していて、埼玉県川越市では9/28(土)、29(日)に開催します。

当日は様々なセミナーもあり、私はその中のひとつ「サバイバーズトーク」に出演することとなりました。


【サバイバーズトーク概要】

  • 日にち:2024年9月28日(土)
  • 時間 :13:00~13:50
  • 会場 :埼玉県川越市の「蓮馨寺」
  • 内容 :がんサバイバー、ケアギバーとの対談

会場となる「蓮馨寺」は、蔵造り通りに行く途中にあるので、観光がてら気軽に立ち寄ることができます。

また、川越七福神巡りの福禄寿(ふくろくじゅ)が祀られていて、健康を願う場所としても有名。福禄寿というのは、「人々に幸せをもたらし、財を築き、健康で長生きするという三徳を具現化した神」だそうですよ。そんな素敵な場所で、お話しできることをとても光栄に思います。

当日のトークテーマは未定ですが、ケアギバーや医師とのトークとなりますので、私も色んな視点からの話で気付きをもらえるのでは、と今から楽しみです。

夜の蓮馨寺


サバイバーとして語ることへの想い


2012年、2018年、2回の罹患経験をこのような場でお話することは、正直プレッシャー…。うまく話せるかな…とか、泣いてしまったらどうしよう…と不安もあるけれど、多くの人にがん罹患者を身近に感じてほしいなという想いで引き受けました。

がんに罹患した、もしくは、がんサバイバーであることを打ち明けると、「かわいそう」という目線に変わる人が多くいます。何の悪気もないだろうし、気遣ってくれての言葉だとは分かりますが、とても傷つきます。(そう思うサバイバーさんいますか?わたしだけ?)

急に切り離されたような、孤独感が生まれます。

サバイバーズトークなどで話すことで、サバイバーを身近に感じて欲しいし、自分事にして考えて欲しい。

押しつけがましいかもしれないけど、今孤独感を抱えているサバイバーがいたら、少し時間が経って話せるようになった私がその手助けをしたい。そんな想いでお話したいな。

9月28日になれば、おそらく猛暑も終わって、過ごしやすくなっているはず。

ぜひお越しくださいませ。そして気軽にお声がけいただけたら嬉しいです。多くの人の来場をお待ちしております!



2024年5月20日月曜日

ポスター&名刺完成。そしてコエトコナイトで登壇!

こんにちは。川越花冠(かかん)です。

川越市の創業支援施設(コエトコ)に入居して約1か月半。玄関先に置くポスターを制作しました。CANVAというアプリで自作。印刷もそのまま依頼して届いたのがこちら。



これから開業するということが分かる内容に。そして、第一段の商品名は「恋するリース」です!「あなたにあげたい」というキャッチコピー入りにして、呼びかけるようなポスターにしました!

フレームはニトリ、周りには可愛らしい電飾を。電池式なので電源がない土間でも、外でも電飾を灯せます!




名刺も同様に、CANVAで。

開封動画を撮ってみました!▶ボタンを押すと動画が始まります



名刺があると、いろんな場所で「川越花冠、阿部です!」と話す機会も増え、自分の場所を自分で作ったんだなぁと実感。嬉しさとともに、責任感も増しました。

この名刺には「2024年秋開業予定」と書いて100枚印刷したので、秋までに100枚配り切れるようにしたい!

そう思った矢先の交流会です。


コエトコナイトで登壇させていただきました

入居している川越市の創業支援施設、愛称コエトコで、「コエトコナイト」というイベントが、5月17日土曜日に開催されました。

入居するクリエーター12組が3回に分けて、4組ずつ発表。

私は早速、初回の5月17日に登壇させていただきました。市民の皆さま、入居クリエーター、コエトコ関係者の方達、30~40名を前にしてのプレゼンです。



「事業への想いや背景を知ってもらうため、自己紹介を中心に、7分21秒以内で」という依頼があり、作ったスライドは17枚。意識したのは、写真を多く入れること。固有名詞を入れながら具体的に伝えたい言葉は短く

人は多くのことを覚えません。印象に残った「ワンワード、ワンセンテンス」くらいしか記憶に残らない。

ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残ればOK!。「いいこと言ってたけど、何だっけ?」というのが一番最悪だと思い、一つでも皆さまの記憶に残りますように、という気持ちで臨みました。


写真は、入居するクリエーターの東條さんが撮ってくれていました。ありがとうございます!



「川越花冠」は花冠と書いてカカンと読みます。これは、「果敢に」という意味を込めています。病気になっても、予期せぬ出来事にあっても、人生を果敢に生きて欲しい。花は踏まれても、強風にあっても、強く咲くことしか考えていません。そんな花のように果敢に強く生きて欲しい、というメッセージを込めたのです。

登壇後の交流会で、「屋号の、果敢にっていいね」と言っていただくことが多く、とてもうれしく、心が温かくなりました。

ワンワード、ワンセンテンスだけでも、記憶に残るといいな、と思っていましたが、私の想いが詰まった大切な部分が伝わったようで、本当にうれしかったです。


緊張の一夜が終わり、今やっと落ち着いてきました。

もちろん緊張もしたけれど、伝えたい想いがあると、「やらなきゃ、伝えなきゃ」という使命感のほうが強くあったことに、自分でも驚いています。人前で話すことは苦手だけど、これからは自分の想いを多くの人に伝えられるように、工夫し続けていきたいです。

聞いてくださった皆さま、本当にありがとうございました!

2024年5月11日土曜日

「同じ経験をした仲間に出会える場所」の大切さ

がんに罹患した2012年から、私の生き方は変わりました。人との交流が、大切だと気がついたのです。

一人っ子で、スポーツは陸上、水泳、ゴルフなどの個人競技好き。団体行動が苦手。一人で考え事をするのが好きな人間でした。

それが36歳、がんに罹患して考えが一変。一人で乗り越えるには限界がある。仲間を得ることで、生きる力・希望を持つことができました。

キャンサーサバイバー仲間との出会い


「がんになった」というと、可哀想…という同情を寄せられることもあります。でも、同情はもっと辛いのです。がんになっても、昨日の私と、今日の私とでは何も変わらないのに、急に見られ方が変わり、戸惑いがありました。

そんな気持ちを共有できる仲間がいるのは、精神的な安定に繋がります。

11年前の2013年。
手術、抗がん剤治療、放射線治療のすべてを終えてから約半年経った頃、まだウィッグをつけていた頃のこと。

家族や友人は「治療を終えてよかったね…」という感じですが、私は心にぽっかり穴が開いたような感じがしていました。価値観が変わり、人生観も変化していたのに、周りは「もとに戻れるといいね」という声をかけてきます。私自身、「これがしたい」という明確なものはないけれど、なんか違う…という違和感を抱いていました。

そんな、ふわっとしたモヤモヤを話せる場が欲しいと思っていた矢先、「Cue!」というがんになった女性向けワークショップをブログで見つけ、モデルでがんサバイバーのマイコさんのウォーキングレッスンに参加することにしました。

そのレッスンが楽しかったのはもちろんですが、レッスン後に車座になってお話する場が、とても心地よかったんです。

そして、そこから意気投合した仲間ができ、遊びに行くようになりました。

2016年のイチゴ狩りで

いまでもこの仲間とは定期的に会っています。
一緒に戦ってきた同志!戦友!話さなくても、気持ちが伝わる仲間。

私が「川越花冠」でやっていきたいことの原点は、ここにあります。

アーティフィシャルフラワーのギフト商品を販売したい、そして製作者としてキャンサーサバイバーを雇いたいという目標。ここには、「同じ経験をした仲間でに出会える場所」を作りたいという想いもあるのです。

私は、おそらく一人では乗り越えられなかったから。

仲間がいたから、今がある。それは大げさじゃなく、本当にそう思っています。

ちなみに、昨日もリレー・フォー・ライフ・ジャパン川越の実行委員に参加させていただきました。7月にはがんサロンにも参加予定です。地元・川越でも少しずつ活動に参加できればいいな。

そして「川越花冠」をうまく軌道に乗せられるよう、これからも頑張っていきます。

2024年5月2日木曜日

集英社ファッション誌『eclat/エクラ』6月号の「おしゃれメガネライフ」特集に載りました

アーティフィシャルフラワーの作品作りは、細かい作業が多い。目が疲れると、作業効率が落ちるので、最近はコンタクトレンズよりも、メガネの登場回数が増えました。

そんなタイミングで、集英社ファッション誌『eclat/エクラ』の「おしゃれメガネライフ」に掲載いただく機会を得、あらためてメガネの大切さを実感。



『eclat/エクラ』のコンセプトに惹かれて

もっと知的刺激、もっと美しいもの。いつまでも輝き続けるエイジフリーな女性たちへ!」というコンセプトの女性ファッション誌。そのコンセプトにも惹かれて、約2年前からWEB版の公式ブロガーを務めています。

2回のがんを体験した2018年頃から、「ためらわず、他人の目を気にせず、やりたいことに挑戦しよう。だって、時間は有限!」と思うようになりました。この公式ブロガーへの応募も、昔だったら「いいなぁ。楽しそうだなぁ」で終わっていたところを、挑戦してみようと思えたのです。合格した2年前から、お出かけ情報や、美容情報を発信中!

最新の6月号「おしゃれメガネライフ」では、本誌(紙の雑誌のほう)に、私のメガネ姿を載せていただくことになりました!



フラワーアレンジメント中も、重要なのが「メガネ」



アーティフィシャルフラワーや、プリザーブドフラワーでは、ワイヤリングといって、花にワイヤーで補強して、細かい作業が多いため、コンタクトだと目が乾いて結構疲れるんです。

私の場合は、20歳頃からだんだん視力が下がり、20年間以上、コンタクトとメガネを併用しています。ここ5年くらい気に入って使っているのは「LineArt CHARMANT | ラインアート シャルマン」。眼鏡をかけているのを忘れるくらい軽やか。周りにも勧めていて、今では両親も愛用してます。


そして、これから老眼になっていく年齢。もっともっとメガネにお世話になりそう…。そうなる前に、相棒となるメガネブランドと出会えたのは、本当に良かったと思っています!




実を言うと、悪あがきで、写真を撮る前日、「小顔矯正」のマッサージに行ってきました(笑) 家族にはなにも気づかれなかったけど…。


エクラの公式ブロガーとしての活動ネームは「キャリゆか」です。キャリアコンサルタントのゆか、を略して「キャリゆか」。川越を中心としたお出かけ情報、美容情報を発信しているので、よかったらのぞいてみてください


2024年4月21日日曜日

アーティフィシャルフラワー問屋さんと、私の先生へ商品制作について相談

今週の動きとしては、アーティフィシャルフラワーの問屋さん、ずっと通っているフランススタイルフラワー教室の先生へ、商品のことを相談をさせていただきました。皆さんから「応援します」といっていただき、心があたたかくなったと同時に、しっかり準備しようと気が引き締まる時間に。


アーティフィシャルフラワーの問屋さんへ

以前から試作品作りのために行っている問屋さんで、アドバイスをいただける機会がありました。

リースは基本的には壁掛けなので、「壁に色が移らないか」が大切。自分で作って、自分で楽しむだけなら自己責任。色がついたとしても雑巾で拭いて何とかすればいいのですが、商品ともなると、そういう訳にはいきません。さらに、ギフト商品を製作したいと思っているので、なおさら商品作りには気をつけなければ…と思っています。

また、白い花の隣に色移りしやすい花材を使ってしまうと、白い花が時間経過とともに染まってしまう危険性があるから、どんな花が色移りしやすいのか、カタログでどこを見ればいいのかなど、ポイントをお教えいただきました。

他にも梱包のこと、売れ筋商品についても学ぶことがたくさんあり、実りの多い一日に。

購入してきた花材の一部。緑多めです

そして試作品のための花材もたくさん購入。自分でも制作するのが楽しみ!新緑が美しい時期ということもあって、緑が気になり購入してきました。

フランススタイルフラワーアレンジメントの先生へ相談

浦和にあるフランススタイルのフラワーアレンジメント教室に、2013年から通っています。最近経歴を書く機会が多く、私もあらためて確認してみて、10年以上通っていることに驚きました。


基本的にレッスンは「生花」。アーティフィシャルフラワーの先生でもありますし、私も習ってきましたが、レッスンのメインは生のお花です。

私が師匠としている先生は、向学心溢れる人で、コロナ禍以前はパリで最新のアレンジを学んだり、パリで国家検定試験にチャレンジし、教授レベルの3を取得しています(日本では3級→1級ですが、この試験は3が一番上のレベル)。


先生が作るアレンジメントは、とにかく色選びがオシャレ!一般の花屋には並ばないようなニュアンスカラーの花々。そこにどんな色を合わせるのかは、その先生の腕次第。

4月のレッスンで習った作品はこちら。

生花:フランススタイルのアレンジメント

白と緑のバランスが美しい!編み込みのオブジェも他にあまり見ないデザインです。編むのが本当に大変で肩が凝りましたが…、その大変さが報われるような素晴らしい作品に出来上がりました。


レッスン後にお時間をとっていただき、まずは事業目標(サバイバーやケアギバーを採用したい)や私がやりたいこと(アーティフィシャルフラワーのリース制作)を説明。

「応援します!」という心強いお言葉をいただきました!すごく嬉しくて、思わず涙ぐんでしまうと、先生も「どうして涙ぐんでるの~」と。私も何の涙か分かりませんが、嬉しさでいっぱいだったのかもしれません。

お花の世界では、生徒の独立を阻む人もいるそうです。でも私の先生は、生徒が活躍することがうれしいし、いつでも応援すると言ってくださりました。本当に心が広く、美しい女性。

そんな先生の教室名は「ル グラン ジュテ (Le grand jeté)」。意味は、「大きな跳躍」。お花が大好きという女性が大きく飛躍することを応援する、というコンセプトなのだと教えていただきました。

キャリアカウンセラーとして「人が飛躍していくサポートをしてきた」私としても、とても共感し、先生のような人になりたい!と思いました。

協力してくださる先生をがっかりさせないためにも、いい商品を作りっていきたいと思います。

2024年4月14日日曜日

リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越実行委員会の会議へ

幸せな時間ってどんなとき?と聞かれたら、


「好きな人たちと、他愛もない話をして楽しく過ごす時間」って答えると思う。

昨日、そんな時間を過ごすことができました。


2014年から、キャリアカウンセラーとして「治療と仕事の両立支援」活動に参加し、キャリアカウンセラーに対しての勉強会運営や、東京・築地にある国立がん研究センターでのイベント運営にも関わってきて、これからは、地域活動にも参加したいと思っていた矢先、このブログに「リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越実行委員会」からお問い合わせがあり、実行委員会の会議におじゃましてきました!ありがたいです!


川越市で生まれ育ち、川越で手術・抗がん剤治療、放射線治療を受けました。東京で働いていたのが長かったせいか、東京に目が向いていましたが、「地元川越で貢献できることがあれば、参加したいなぁ」、と思っていたタイミングで、川越で活動する方たちと繋がることができたのです。


リレー・フォー・ライフ・ジャパン2024川越

この活動は、 がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。詳しくは、こちら「リレー・フォー・ライフとは」をご覧ください。

その年間活動の締めくくりとしてリレーイベントがあり、2024年川越では、9月28日(土)、29日(日)の開催が決まっています。

なぜ2日間なのか?というと、チームの仲間とタスキをつなぎながら、夜を越えて歩くから。サバイバーだけではなく、ケアギバーと呼ばれるご家族やご遺族、支援者、医療従事者などが参加して、夜通し歩くイベントです。


会場は、奇しくも私のアトリエ近くにある「蓮馨寺」。アトリエのあるコエトコ(旧川越織物市場)は、蓮馨寺の門前通りなので、何だか縁を感じました。


川越実行委員の会議へ

緊張しながらも参加した昨日は、9月のイベント内容を詰めていく大切な会議でした。そんな中、ご挨拶もさせていただき、恐縮。でもみなさん、とっても優しく迎えてくださり、本当にありがたかった!

しかも、実行委員のなかに、既知の友人がいて、久しぶりの再会を果たすことができました。縁って、繋がる人にはこうして必ず繋がるものなんですね。思いを持って過ごすことが大切だなぁと、改めて感じました。

そんな嬉しさ溢れるなか、会議後の食事会にもおじゃましてきました。それが冒頭に書いた、「好きな人たちと、他愛もない話をして楽しく過ごす時間」でした。


無謀にも1人で立ち上げようとしているこの「川越花冠」ですが、昨日はサバイバーやケアギバーのために、何か行動を起こしたいという人と出会え、お酒を飲みながら楽しい時間を過ごせ、仲間を得たような気持ちに。この「仲間を得たような気持ち」を多くのサバイバー、ケアギバーに感じて欲しいと思いました。

ちなみに、
厚かましいけれど、せっかくなので「川越花冠」のことを知っていただきたい!と、チラシを作っていきました。手作り感満載なのですが、ちょっとでも思いが伝わりますように♪

リレー・フォー・ライフ・ジャパン川越のホームページはこちら

2024年4月8日月曜日

アトリエのインテリア

「永遠の幸せを願うフラワーリース」のギフト商品をお届けできるよう、今年中のECサイトオープンを目指して準備中。川越花冠の阿部です

4月から埼玉県川越市に新しくできた創業支援施設「コエトコ」に入居し、1週間。
やっとインテリアが整ってきました。先に現在の写真をお見せします!

【after】
全体的にシンプルなインテリアを目指しました

入り口には土間があり、靴を脱いでスリッパになります

外から見る室内。花が映えるようなインテリアになってるかな?

こうなる前はというと…
【before】
床材の木目が美しい

格子がおしゃれ!

埼玉県川越市に新しくできた「コエトコ」という創業支援施設。明治43年(1910)に建てられた織物市場を、一度解体し、組み立て直したという文化財にできました。

その中の一室を借りています。

古民家風な良さがあってとっても素敵なお部屋なのですが、お花を置くにはちょっと重い印象。

当初は、この床材に合わせて、日本風の古道具のようなインテリアもあり?と思ったりもしたけれど、この木目の主張が強すぎて…。これじゃ、商品の花が目立たないなぁと思い、カーペットを敷いて、机や棚も明るい色調のインテリアでそろえよう!と計画を立てました。

そして出来たのが、この「和風を活かしたシンプルモダンインテリア」。(と、勝手に名付けてみた)

気になるところをそのままにせず、自分なりにカスタマイズすることで、居心地のいい空間ができる。正直カーペットを一人で敷いたときは大変だったけど、気になるところを自分らしく改善するのは、後から考えると、きっと効率的だったりするからお勧めです。

お金をかけなくても、「手をかけた」ことで空間が愛おしく感じるから、お掃除しよう、片付けようって思うし、文化財でお仕事をさせていただくからには、きれいに使っていきたい!

ちなみに、この創業支援施設に入居できる期間は、基本的に3年間と決まっています。

↓は、ニトリで購入したパイン材の棚を、夫と組み立てた動画。iPhoneのタイムラプスという機能、はじめて使ってみた。


「夫と」と書いたけれど、ほとんど夫が組み立ててくれました。ありがとう!

とりあえず2つ。これから増えるかも

デスク、チェアを組み立てた後に、カーペット到着。


島忠で取り寄せ商品だったので、10日くらい待ちました。この日は夫が仕事だったので、一人で敷くことに。「休みの日に一緒にやろう」と言ってくれたけど、早く仕事ができる場所に整えたくて、時間はかかりましたが、何とか無事に敷くことができました。

ひとまず完成したアトリエです。


作業用のワゴンとか、まだ整えなくちゃならない部分もありますが、一応形になりました。

はじめての自分のオフィス&アトリエ。
感慨深いなぁ。

4月。新年度が始まって1週間。

学校は入学式も終えて、いよいよですね。

私もここからスタートです。

2024年4月3日水曜日

自己紹介、がんサバイバーとしての創業への思い



4月から、川越市文化創造インキュベーション施設(旧川越織物市場・旧栄養食配給所)、愛称「コエトコ」に入居することになりました。

この素晴らしい場所に、入居させていただけたことを、とってもありがたいと思っています。「一緒に入居するクリエイターたちと社会課題に取り組みながら、自分の事業にも集中できる」という、とんでもなくいい環境をいただいたのだから、軌道に乗せられるよう頑張りたい!

自己紹介と、創業への思いを書きましたので、お読みいただけたら嬉しいです。

自己紹介

  • 名前:あべゆか

  • 出身:埼玉県川越市

  • 職業:キャリアカウンセラー。現在は立教大学の現代心理学部キャリアサポーターとして週3日勤務。学部独自のキャリアガイダンス、キャリア系イベントを企画・運営しています。秋までの契約なので、以降はコエトコでの事業に専念

  • 目標:この事業を軌道に乗せることができたら、がんサバイバーで社会復帰を目指している方や、小児がんのお子様を看てらっしゃるお母さまをチームに迎い入れ、一緒に働きたいと考えております

  • 花の経歴:2013年から浦和にある「ル グランジュテ」というフランススタイルのフラワーアレンジメント教室で習い、2019年日仏フローラル芸術協会のディプロマを取得。現在も最新のデザインを習うため継続しています

  • 物販の経験:2023年の1年間は、物販経験を積むため、花・観葉植物の通販会社「ひとはな」にて、土日にカスタマーサポートの副業をしました

  • 社会活動の経験:「治療と仕事の両立支援」活動にキャリアカウンセラーとして参加。国立がん研究センターでのイベントを実施したり、がん患者の学生支援者インタビュー調査に協力したり。キャリアカウンセラーへのアンケート調査をまとめる活動も

  • 発信の経験:集英社の女性誌『エクラ』のブロガーとして、川越近郊のお散歩情報などを発信。「キャリアカウンセラーのゆか」を略して「キャリゆか」という名前で活動中

2022年頃から少しずつ創業の準備をする中で、昨年末、この入居者募集を見つけ応募。ありがたいことに入居が決まり、いよいよ本格的に準備をするという段階です。

国立がん研究センターにて 一番右が私
2023年に教室で制作したフラワーアレンジメント

創業への思い(がんサバイバーとして)

大きな目標として、がんサバイバーで社会復帰を目指している方や、小児がんのお子様を看てらっしゃるお母さまをチームに迎い入れ、一緒に働きたいと考えているのですが、その理由は、わたし自身が、がんサバイバーだからということがあります。

がん経験は、2回。2012年36歳と、2018年43歳の時。

1回目は、左乳がん。手術、抗がん剤治療、放射線治療。トリプルネガティブという悪性度が高いタイプだと言われ、再発にびくびくする日々でしたが、10年以上が経っています。

2回目は、右乳がん。手術、放射線治療をしましたが、ホルモン療法はしないという決断をしました。

周りからみたら、「2回目は抗がん剤治療もないし、早期発見でよかったね」という印象だったようですが、私は1度経験している分、ショックが大きく、精神はどん底。

放射線治療をしていた2018年夏は、記録的猛暑。クラクラする暑さの中、毎日通院しなければ!(私の放射線治療は5日間×5週間25回の通院治療)というプレッシャーと、治療について上司から理解されないことが続き、ストレスフル状態。全身蕁麻疹になり、顔や頭にまでボツボツがでて入院…。底なし沼に沈んでいくような、全く希望が持てない状態でした。

そのころ出会ったのが、長崎県で被爆されながらも、被爆者を治療・救済したという永井医師の言葉、「どん底に大地あり」です。この言葉に助けられ今があると言ってもいいくらい。「よし、踏ん張ってやる」という気持ちに変わりました。

1回目のがん経験から10年が経った2022年頃から、この事業のことを考えるようになり、2回もがんになった意味、そして助けられた意味、社会に何かお返ししたい…という考えがでてきました。

なぜキャリアカウンセラーが花事業なのか

人材派遣会社社員として働いている時、2005年にキャリアカウンセラー資格を取得。2010年からは大学生のキャリア支援が中心となり、行政機関でキャリアセミナー講師なども経験。

自分自身の体験もあり、2014年頃から「治療と仕事の両立支援」活動にキャリアカウンセラーとしてボランティアで参加し、働くがんサバイバーの悩みに触れてきました。

私ががんに罹患した頃(とくに1回目の2012年)と比べ、社会の理解が進み、両立しやすい雰囲気が醸成されたとはいえ、当事者の悩みは尽きません。一度仕事を辞めてしまうと、なかなか次の仕事に就けないことも課題です。

ご本人も「通勤できるかな…」「記憶力が低下している気がして…、職場で迷惑かけないかな…」などの不安があります。

そこで、週2,3日、短時間でも働ける職場を作りたいと考えるようになりました。アーティフィシャルフラワー(高級造花)を使用する理由もここにあります。

生花だと、当たり前ですが、腐ります。つまり作り置きができないのです。

体調不良で急遽休みたい…となったときに、休むことを躊躇してしまう仕事内容では、療養後としては不適切だと考えました。とくにがんサバイバーの方は、頑張り屋が多い。無理をしたり、周りへの気遣いをしたりして、私のように入院するほどの状態にはなって欲しくないのです。

花は、生きる力を与えてくれる

抗がん剤治療中、体調が良い時に、一眼レフカメラを片手に散歩することが趣味になりました。とくに花の写真を撮ることが好きでした。梅、桜、菖蒲、薔薇、ラベンダー、ポピー…etc. 自分の順番が来ると、精いっぱいの力を振り絞って、全力で咲く花たち。美しさに魅了され、生きる勇気をもらいました。

2013年、治療が終わってすぐ、フラワーアレンジメント教室へ。

前から遊び程度に習っていましたが、もっと本格的に学びたいと思い、浦和にあるパリスタイルの教室へ。先生は私よりも年上ですが、今もなお探求心が薄れること無く、最新のデザインを勉強し続けていらっしゃいます。とても尊敬していますし、刺激を受けるので、現在も研究科生としてレッスンに通っています。

色の組み合わせ、デザインなど、本当に奥が深くてどんどん夢中になり、2019年にはディプロマ資格を取得しました。

物販経験を積むため修業へ

これまで、私には物販の経験がありません。そこで、2023年の1年間、観葉植物・花の通信販売会社で土日の副業をしました。

部署はカスタマーサポート。お客様のご要望をお聞きしたり、運送会社へ問い合わせたり。目の前にお客様がいれば、もたもたする暇はなく、猛勉強するしかありません(電話応対なので正確には目の前ではなく、耳元ですね)。短い間でしたが、鍛えられたように思います。ご一緒させていただいた皆さま、ど素人で物覚えの悪い私に、丁寧に教えてくださり、本当にありがとうございました!

現在地について

現在、週3日、大学でキャリア支援の仕事をしています。昨年は副業や専門学校での講師もしましたが、今年は大学の仕事だけに絞り、残った時間は事業準備に注ぎます。秋までの契約なので、以降はこの事業に専念します。

今後やらなければならない事は山積み。コンセプトを固めたり、ロゴの作成、商品企画、発送テスト、写真の用意、ホームページ制作、テスト販売等々。わぁ、頑張ろう。

私のモットーは「無理はしないけど、やるときゃやる!」

今は、「やるとき」なのだろう。

「コエトコ」という素晴らしい場所で、軌道に乗せられるよう頑張りたいと思っています。


ここに至るまでに、本当に素晴らしい人達との出会いがありました。この場を借りて、出会ってくださった皆さまに感謝申し上げます。

このブログでは、事業準備のことや、「コエトコ」での活動のことなどを発信していく予定です。これからどうぞ、よろしくお願いいたします。


2024年3月10日日曜日

川越花冠(Kawagoe Kakan)について

はじめまして。

埼玉県川越市で「アーティフィシャルフラワー(高級造花)」を用いた「フラワーリース」のWEB販売を準備中です。

リースは、始めも終わりもなく、切れ目のない円を描いていることから『永遠の幸せ』の象徴だといわれています。リースを贈られる人にも、贈る人にも、永遠の幸せが続きますようにという願いを込めて作っていきます。

川越を選んだ理由は、縁結びの神様が多い地だから。人と人との縁を結んできた歴史のある場所で、永遠の幸せを願う、という商品にしたかったのです。

そんな理由もあって、主な商品は、プロポーズとして記念に残るリースや、パートナーへの誕生日・結婚記念日のプレゼント、結婚祝い、長寿祝いなど、ギフト商品を製作予定です。


川越花冠(Kawagoe Kakan)

屋号は、「川越花冠(かわごえ かかん)」

リースからイメージする花の冠(かんむり)から名付けました。また、「かかん」という読みにしたのは、「果敢に」という意味も込めたかったから。

結婚など、ライフステージが変わるときには、変化を恐れない気持ちが必要。そしてこれからの不確実な世の中、果敢に攻めるくらいの強さをもって欲しいと思っています。

アーティフィシャルフラワーというのは、造花のこと。かつての造花とはクオリティが異なることから、アーティフィシャルフラワーと呼ぶのが一般的になってきました。

ウェディングブーケとしても人気が高いようです。

メリットは、いくつかあります。

  • 長く持つ
  • お手入れが楽
  • 前もって購入することができるから準備しておける
  • 季節、天候に左右されない

私も生花は好きなので、圧倒的な生命力や香りでは負けるな…と思う点もありますが、上に挙げたようなメリットも大きく、まずはアーティフィシャルフラワーを扱おうと思っております。

これから開業に向けて、動き出します。どうぞよろしくお願い申し上げます。